中古住宅リフォーム実例|空いた部屋を、愛犬と楽しむお風呂へ

みなさんお世話になっております。
朝夕が涼しくなってきましたね。
すでに寝る時は長袖のスウェットを着込んでいる、防寒男の橋口です。

今回は少し変わったリフォームの投稿です。

家族のかたちが変わると、家の使い方も少しずつ変わっていきます。

以前は当たり前に使っていた部屋も、子どもの成長や家族構成の変化によって、いつの間にか使わなくなることがあります。

今回のお宅にも、そんな「空いた部屋」がありました。

そして家主さんは、大のワンちゃん好き。

そこで今回は、空いた部屋をただ別の部屋として使い直すのではなく、

「ワンちゃんと一緒に楽しめる場所にしてみませんか?」

というところからリフォームを考えていきました。


使わなくなった一室からスタート

もともとは、ごく普通の一室。

木目調の壁や天井など、少し懐かしさを感じる空間でした。

家族構成が変わったことで、この部屋を使う機会も少なくなっていました。

まだ使える部屋だから、そのまま残しておく。

それもひとつの選択です。

でも今回は、今の家主さんの暮らしに合わせて、この場所の役割そのものを変えることにしました。

目指したのは、ワンちゃんと一緒に過ごせるお風呂です。


部屋だった場所を、一度解体

まずは壁や床を解体して、既存の下地や建物の状態を確認していきます。

普通の部屋だった場所を水まわりへ変えるので、表面だけをきれいにすればいいわけではありません。

床や壁のつくりを確認しながら、新しい用途に合わせて下地からつくり直していきます。

完成すると見えなくなる部分ですが、こうした工程もリフォームでは大切なところです。


「部屋」から「お風呂」へ

解体が終わると、少しずつ新しい空間の形が見えてきます。

床や壁の下地を整えながら、ワンちゃん用の浴槽部分もつくっていきました。

今回、特に考えたのが浴槽の深さです。

一般的なお風呂と同じ深さではなく、ワンちゃんが入りやすく、安心して遊べるように浅めに設計しました。

「ペットを洗うための設備」をつくるだけではなく、

ワンちゃんがここでどう過ごすのか。

そこから寸法や形を考えています。
斜めにしてある形はデザインの為です。


小さな浴槽ができてきました


タイルが貼られ、浴槽の形が見えてきました。

このくらいまで工事が進むと、最初の「普通の部屋」だった姿からは、かなり印象が変わります。

浴槽はワンちゃんが溺れにくいよう浅く。

そして、この浅さにはもうひとつメリットがあります。

家主さんにとっては、ちょうど足湯くらいの感覚で使えるんです。

ワンちゃんがお風呂で遊んでいる横で、自分も足を浸けながら一緒に過ごす。

そんな使い方もできます。


古かった一室が、明るく清潔感のある空間へ


壁や天井を白を基調に仕上げ、もともとの空間から一気に明るい印象になりました。

換気扇も新たに設けました。

既存の窓は活かしながら、浴槽や床も淡い色合いでまとめています。

もともと「空いていた部屋」が、

ワンちゃんとの時間を楽しむための場所に生まれ変わりました。


「犬を洗う場所」だけではありません


シャワーも設置しているので、日々のお手入れにも使えますし、もちろんワンちゃんを洗うこともできます。

でも今回つくりたかったのは、それだけの場所ではありません。

ワンちゃんがお風呂で遊んでいる。

その横で家主さんも足湯をしながら、一緒にのんびり過ごす。

そんな時間を想像しながら、この空間をつくりました。

便利になることもリフォームの大切な役割ですが、

その人が好きなことを、今までより楽しめるようにする。

それもリフォームでできることだと思っています。


暮らしが変われば、部屋の役割も変えていい

家を建てたとき、中古住宅を購入したとき。

そのときに決めた間取りを、ずっと同じ使い方で使い続ける必要はありません。

子どもが成長したり、家族構成が変わったり。

趣味が増えたり、ペットとの時間が暮らしの中心になったり。

人の暮らしは、時間とともに変わっていきます。

だったら家も、その変化に合わせていい。

「この部屋、もう使っていないな」

で終わらせるのではなく、

「今の自分たちなら、ここをどう使ったら楽しいだろう?」

と考えてみる。

そうすると、今ある家の中にもまだまだ可能性が残っています。

今回のリフォームも、新しい部屋を増やしたわけではありません。

今ある場所を、今の暮らしに合わせて使い直しただけ。

でも、それによって家で過ごす時間は少し変わります。

住むためだけの家から、
自分たちらしく暮らすための家へ。

暮らし家では、そんなところからリフォームを考えています。

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