空いていた部屋を、愛犬と楽しむ「ペット温泉」へ。

犬をこよなく愛するあまり、身に着ける物の何かに、絶対に犬の毛が数本付いている橋口です。

先日Instagramでもご紹介した、ワンちゃんのための「ペット温泉」。

今回のリフォームは、もともと使われていた一室から始まりました。

家族構成が変わり、いつの間にか使う機会が少なくなっていた部屋。

せっかくなら、今の暮らしに合った場所にできないか。

ワンちゃんが大好きなお客様だったこともあり、

「ワンちゃんと一緒に楽しめるお風呂をつくりましょう」

というところから計画がスタートしました。


着工前

もともとは木目調の壁に囲まれた、昔ながらの雰囲気の一室。

まだ十分に使える部屋ですが、家族の暮らし方が変われば、必要な部屋も変わっていきます。

今回は、この空いていた部屋の役割そのものを変えることにしました。

寝室でも、収納でもなく。

ワンちゃんと遊ぶためのお風呂です。


普通の部屋を、水まわりへ。

解体中

まずは壁や床を解体。

普通の居室だった場所をお風呂に変えるため、既存の下地や構造を確認しながら工事を進めていきます。

リフォームは、完成した部分だけを見ると分かりませんが、

一度こうして中身を見ながら、

「残せるもの」
「変えるもの」
「新しくつくるもの」

を整理していくことも大切です。


少しずつ、お風呂の形が見えてきます。

下地工事中

床や壁の下地をつくりながら、浴槽になる部分も形にしていきます。

今回のポイントは、一般的なお風呂のような深い浴槽ではないこと。

ワンちゃんが安心して遊べるように、浅めの浴槽にしました。

深すぎるとワンちゃんにとっては不安ですし、万が一のことも考えなければなりません。

人間のお風呂を小さくするのではなく、

ワンちゃんが使うことから考えたお風呂です。


タイルを貼ると、一気に「温泉」らしく。

壁仕上げ前

浴槽部分にタイルを貼ると、かなり完成形が見えてきました。

この浅さなら、ワンちゃんだけでなく家主さんも一緒に楽しめます。

ワンちゃんがお湯で遊んでいる横で、

家主さんは足を浸けて足湯。

一緒に遊んだり、のんびり過ごしたり。

ただ「犬を洗うための設備」ではなく、

ワンちゃんとの時間を楽しむ場所として考えました。


ペット温泉、完成です。

完成

着工前の少し暗く、昔ながらだった空間から一転。

白を基調とした、明るく清潔感のある空間になりました。

既存の窓から入る光も活かしながら、壁や天井、タイルまで全体を明るい色でまとめています。

そして奥には、ワンちゃん専用の浅い浴槽。

空いていた一室が、まったく違う役割を持つ場所に生まれ変わりました。


完成・シャワー側

もちろんシャワーも設置しています。

散歩や外遊びのあとに洗ったり、お風呂に入れたり。

でも、この場所の目的はそれだけではありません。

ワンちゃんがお風呂で遊んでいる。

その横で自分も足湯をしながら過ごす。

そんな時間も楽しめる場所です。


暮らしが変われば、家の使い方も変えていい。

家を建てたときや、中古住宅を購入したときに決めた間取り。

それをずっと同じように使い続けなければならないわけではありません。

子どもが成長したり。

家族構成が変わったり。

趣味が増えたり。

ペットとの時間が暮らしの中で大きくなったり。

人の暮らしは、少しずつ変わります。

だったら、家もその変化に合わせていい。

今回も、新しい部屋を増築したわけではありません。

使わなくなった部屋を、今の暮らしに合わせて使い直しました。

「この部屋、最近使ってないな。」

そんな場所があったら、

「今の自分たちなら、ここで何をしたら楽しいだろう?」

と考えてみるのも面白いかもしれません。

暮らし家では、間取りや設備を考える前に、

そこでどんなふうに暮らしたいか。

そんなところから、一緒にリフォームを考えています。

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