手間をかける時間も、暮らしの楽しさ。庭のレモングラスでお茶をつくる

少しずつ涼しくなってきました。

自分の中では、朝夕が少し寒いくらいになってくると、

「そろそろレモングラスティーの季節だな」

となります。

庭で育てているレモングラス。

毎年、寒くなる前に刈り取って、自家製のレモングラスティーをつくります。

今の時代、お茶なんて買ってくればすぐ飲めます。

それでも、わざわざ自分でつくる。

今回は、そんな話です。

庭から収穫するところから。

【刈り取り前のレモングラス】

春から夏にかけて育ったレモングラス。

放っておくと、こんなにワサワサになります。

味や香りは好きなんだけど、見た目がただの雑草に見える。

必要な分だけ買うなら一瞬ですが、自分で育てていると、まずここから始まります。

ハサミを持って、根元から刈り取っていきます。

刈ったら、洗う。

【刈り取って水洗いしたレモングラス】

刈り取ったレモングラスを水できれいに洗います。

土や汚れを落としながら、一度全体を整えていきます。

こうして見ると、なかなかの量です。

これでも例年よりは少ない気がします。

今度は、干す準備。

【干しやすいように束ねた状態】

洗ったあとは、乾燥させやすいように小分けにして束ねます。

以前は麻ひもで束ねていたのですが、干しているうちに収縮して何回も結びなおす手間がありました。

去年から収縮対策で、輪ゴムで縛ってます。

育てる。

刈る。

洗う。

束ねる。

まだ飲めません。笑

お茶一杯まで、意外と遠い。

風通しの良い日陰で、じっくり乾燥。

【レモングラスを干している様子】

束ねたレモングラスは、風通しの良い日陰へ。

あとは焦らず、しっかり乾くのを待ちます。

こういう「待つ時間」も、自分でやってみると結構面白いものです。

何でも早くできる時代だからこそ、何もせず待つという工程が逆に新鮮だったりします。

しっかり乾いたら、茶葉に。

【乾燥させ終わったレモングラス】

数日かけて乾燥すると、緑だった葉も落ち着いた色に変わります。

ここまで来て、ようやくゴールが見えてきます。

【写真⑥:茶葉用に細かくカットした状態】

乾燥したレモングラスを、飲みやすい大きさに細かく切っていきます。

個人的には、ここが一番面倒臭い。

カットして、色が悪いところ取り除きます。

これでようやく、自家製レモングラスティーの完成です。

育てて、切って、洗って、干して、また切る。

スーパーに行けば、数分で買えるものです。

でも自分でやると、数日かかります。

やっと、お茶の時間。

【ポットにお湯を注いだ状態】

茶葉をポットに入れて、お湯を注ぎます。

ここまで来ると、ようやく

「お茶飲める!」

となります。

【お気に入りのカップで飲んでいる様子】

そして、お気に入りのカップで飲む。

たぶん、買ってきたお茶なら何も考えずに飲んでいます。

でも、自分で育てたものだとちょっと違います。

「あそこに生えていたやつだな」

「結構切ったな」

「干すのに時間かかったな」

そんなことを思いながら飲みます。

味そのもの以上に、そこまでの時間も一緒に飲んでいる感じがします。

面倒くさいことを、あえてやってみる。

暮らしは、どんどん便利になっています。

早くできる。

ボタンひとつでできる。

買えばすぐ手に入る。

もちろん、自分も便利なものは大好きです。

全部を昔の暮らしに戻したいなんて全く思っていません。

ただ、ときどき意識して「面倒くさいこと」をやってみると、便利さのありがたさにも改めて気づきます。

そして、

手間がかかったからこそ感じられる嬉しさ

みたいなものもあります。

スーパーで買ったレモングラスティーなら、飲み終わればそれで終わり。

でも自分でつくると、庭で育っているところから、飲むところまで全部がひとつの出来事になります。

外からもらう喜びもあれば、自分で自分を喜ばせることもできる。

そんな小さな楽しみが、暮らしの中にいくつかあると面白い気がします。

刈っても、また生えてくる。

【刈り取りから数日後のレモングラス】

しかも数日後。

根元を見ると、もう新しい葉が出てきていました。

すごい。

全部刈ったつもりなのに、また次が始まっています。

こういうのを見ると、植物って面白いなと思います。

毎日デジタルをフル活用して生活している自分ですが、

たまにはこうして、

育てる。

切る。

干す。

待つ。

飲む。

そんな時間を暮らしの中につくるのも悪くありません。

何か暮らしが豊かになるヒントがあるような気もします。

大げさなことじゃなくてもいい。

小さいことでいいので、ぜひお試しあれ。

ちなみにカットして取り除いた部分は、土に混ぜて次の肥料にしています。

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