みなさんお世話になっております。
卒業式が終わり、入学式の準備に忙しい暮らし家の橋口です。
この前、少し面白い物を吊るしてみました。

先日購入した、洋書と楽譜がバラバラになった物を、木製の洗濯ばさみで一枚ずつ。
ただ飾るというより、光の中にふわっと浮かせてみたらどう見えるだろう、そんな気持ちでやってみた感じです。
紙そのものの色や、少しくたっとした表情。
きれいに整いすぎていない感じが、今のこの空間にはちょうど良くて、白い壁や梁の中で、思った以上にしっくりきてくれました。
近くで見ると、紙の質感や文字の細かさが目に入ってきます。

でも少し離れて見ると、今度は一枚一枚というより、
空間の中にやわらかい線が一本通ったようにも見えてきます。
こういうのは、立派な什器じゃなくてもいいんですね。
紐と洗濯ばさみだけでも、十分雰囲気は作れる。
むしろ、そのくらいの軽さの方が、この紙には合っている気がします。
古い物って、置くだけでももちろん良いのですが、
吊るしてみるとまた違う見え方があって、
空気や光まで一緒に見せてくれる気がします。

大げさなことではないけれど、こういう少しの工夫で、空間はちゃんと変わるんだなと改めて思いました。
この洋書と楽譜もバラバラに解けた物を「ダメになった物」として捨てるのではく、違う用途で価値を見出す勿体ない精神が心に響きました。
往生際悪く、なかなか捨てない暮らし家と同じ匂いがします。
もちろんデザイン的にも気に入ったんですけどね。
どうですか?
なかなか楽しそうでしょう?
またこういう、暮らしや空間の中で試してみたことも、少しずつ紹介していけたらと思います。