お世話になっております。
最近涼しくなってきて、早くも寒さを感じ始めている暮らし家の橋口です。
今日は解体現場についての投稿です。
20代の頃は解体・斫り(ハツリ)の仕事をしていました。
今でも定期的に会社や現場に遊びに行きます。
先日も事務所に顔を出した後、現場に遊びに行ってきました。
築60年の古い戸建ての解体現場でしたが、竈や五右衛門風呂など見ごたえのある家でした。
特別な古民家とかではなく、昔のごく一般の家です。
使い古された家は、人が生活していた匂いがして何故か温かい気持ちになります。
特に竈や五右衛門風呂などの、手作業が多い暮らしは尚更です。
暮らし家の理想はこのような暮らし方なのかもしれません。
また納屋?物置?も本宅に併設されておりました。
そこには日頃使う生活の物や手入れ用の木材など、メンテナンスをしながら暮らしていたことがよく分かる物が沢山ありました。

昔の人はすぐに捨てずに、手を入れながら長く使っていたのでしょう。
しかも木や竹などの自然素材なので手入れがしやすい。
ちょうど家主さんが来ていたのでしばらく話していたのですが、今は少し離れている所に住んでいると言ってました。
古い家なので台風が来るたびに心配で、思い切って解体をすることにしたみたいです。
家全体が木材で出来ているため、うまく解体すれば相当な木材を確保できそうです。
納屋の中にも良い感じに古くなった状態の良いストックされた木材が結構あったので、解体材+ストックの木材でかなりの量です。
いつも作っている小屋の大きさだったら余裕で足ります。
暮らし家の最終的な活動の中には、解体材を利用したリフォームや小屋づくりも含まれています。
古道具はイベントなどで販売をし、解体材は次の現場の材料にします。
まだ創業して日が浅く場所も余裕もないので、今はただのリフォーム屋さんになってます。
それでも暮らし家は暮らし家を増やすために少しずつ進んでいきます。
今回も良い感じの古道具を厳選して持ち帰ってきたので、その一部を載せます。





良い感じに味が出ていると思いませんか?
みなさん物は大切に長く使いましょう。