みなさんお世話になっております。
3年目に突入し、一気に気が引き締まっている、やる気に満ち溢れている橋口です。
今回は人生の変化にともなって、暮らし方が変わっていくことに関しての投稿です。
家を建てた頃、三姉妹は小6・小4・小1でした。
当時は家族5人暮らし。
自分は22歳で結婚して、すぐに子どもが生まれたので、周りの同世代より少し早く、結婚・子育て・子どもの成長といった暮らしの変化を経験してきたのかもしれません。
この家を建てた時には、すでに建築業界にいて、リフォームの仕事にも携わっていました。
なので自宅を建てる時も、それまで仕事で見てきたことや経験したことをかなり詰め込んでいます。
ただ、今回書きたいのは、
「こういう間取りにしておけば将来も安心ですよ」
という新築の話ではありません。
むしろ逆で、
どれだけ先のことを考えて家をつくっても、暮らしは変わっていく。
という話です。

三姉妹の子ども部屋は、大きな1部屋
家を建てた時、自分の中では、
「家族5人全員でこの家に暮らす期間は、あと6年くらいかな」
と考えていました。
そのため、三姉妹の子ども部屋は3つの個室に分けず、大きな1部屋にしました。
もちろん、三姉妹だったからできたことです。
異性の兄弟がいたら、違う考え方をしていたと思います。
子どもたちから、
「自分の部屋が欲しい」
と言われたことも何度かありました。
そこも、ある程度は想定していました。
その一時期だけを100点にするというより、長く住む家としてどうするかを優先していました。

三姉妹が並んで使っていた頃。

子どもが小さい時は、物選びも子ども中心
小さい子どもが3人いると、当然ですが家の中はかなり賑やかです。
物を選ぶ時も、
壊れにくい。
汚れても大丈夫。
片付けやすい。
安全。
そんな基準がかなり大きかった。
インテリアを「好きだから置く」というより、
まず暮らしが成立すること。
そっちが優先でした。
男の子のようなオモチャは無かったのですが、シールや何かを描いた紙類が大量でした。
あとはプラスチック製のアクセサリー類やビーズたち。
何度、掃除機で吸い込んだことか。

でも、子どもが大きくなると少しずつ変わってきます。
物を壊される心配が減り、プラスチック製だったものをガラスや陶器に変えたり。
「機能的だから」だけではなく、
自分たちが好きだから。
という理由で物を選べるようになりました。
これも家族の成長による、暮らしの変化の一つだと思います。

そして5人暮らしから、3人暮らしへ
現在は上の2人が県外に出て、家では3人暮らしになりました。
人数が2人減るだけで、思っていた以上にいろいろ変わります。
ゴミが減る。
洗濯物が減る。
食料のストックが減る。
日用品のストックも減る。
家が散らかりづらくなる。
使わなくなる場所も出てくる。
逆に、それまで物置のようになっていた場所に好きな物を飾れるようにもなりました。
夫婦だけで過ごす時間も増えました。
一人で過ごす時間も増えました。
同じ家なのに、暮らし方は結構違います。


今のところ、大きなリフォームはしていない
自宅については今のところ、大きな間取り変更は必要なく、模様替え程度で対応できています。
これは自分に建築やリフォームの経験があり、将来の変化をある程度考えながら家をつくれたことも大きいと思います。
でも、それでも感じることがあります。
どの暮らしのフェーズにも100点の家であり続けるのは、かなり難しい。
子育て中にはありがたい広さも、歳を重ねると掃除や管理の負担になるかもしれない。
子どもが小さい頃には必要だった収納も、夫婦二人になれば必要なくなるかもしれない。
逆に、若い頃には必要なかった居場所が、歳を重ねて欲しくなることもある。
暮らしは変わります。
家族構成も変わります。
仕事も変わる。
身体も変わる。
好きなものだって変わります。
だったら、家だけがずっと同じ正解である必要はないんじゃないかと思っています。
リフォームは「古くなったから」だけじゃない
リフォームというと、
キッチンが古くなった。
お風呂が壊れた。
外壁が傷んだ。
といったことがきっかけになることが多いです。
もちろん、それも大切なリフォームです。
でも暮らし家では、もう一つあると思っています。
今の家と、今の暮らしが少し合わなくなってきた時。
これもリフォームを考えるタイミングです。
子どもが巣立った。
親と暮らすことになった。
夫婦二人の時間が増えた。
物が減った。
家で過ごす時間が増えた。
そんな変化の中で、
「最近、この部屋あまり使わないな」
「昔は便利だったけど、今はちょっと違うな」
という小さな違和感が出てくる。
そこでいきなり、
「壁を壊しましょう」
「キッチンを交換しましょう」
と考える必要はないと思っています。
まずは、
これから、この家でどう暮らしたいのか。
そこを考える。
そして、
残すもの。
変えるもの。
足すもの。
を整理していく。
その結果として、必要ならリフォームする。
そんな順番でもいいと思います。
家は完成した時で終わりじゃない
自分の家を振り返ってみても、家そのものより、そこで暮らしている人間の方がどんどん変わっていきました。
子ども中心だった暮らしから、少しずつ自分たちの好きなものを楽しめる暮らしへ。
そしてこの先、また歳を取れば違う変化が出てくると思います。
だから家は、
完成した時の状態をずっと守り続けるものではなく、暮らしながら少しずつ編集していくもの。
そんなふうに考えています。
暮らしが変われば、家の正解も変わる。
その時々で、今ある家とこれからの暮らしをもう一度考えてみる。
それも、リフォームの一つの役割なんじゃないかなと思います。