重い腰を上げてポスト製作

みなさんお世話になっております。
ポストが壊れたまま1年以上経過した、追い込まれた橋口です。

自営業になり、世の中のカレンダーが全く分からなくなりました。
気が付けばゴールデンウイーク。
自分に休みは要らなくても、現場が休みに入ったので仕方なく自分も連休に。

以前から妻に頼まれていたポスト作りを遂に始めてしまいました。
そして一旦始めたら、辞められない止まらない。
久し振りの自宅の物のDIYは楽しい!

なんせ自宅の物だから完全自由。
失敗し放題。
変更し放題。
誰の許可も要らないし図面も描かない、自分が満足すればそれでいい。
完全にワガママ施工タイム突入です。

自宅で作る物は、いつも廃材や現場で出た切れ端を使用します。
そのためデザインも大きさも、その時にある廃材次第。
今回余っていた板材が厚かったため、必然的にゴツイ物になっちゃいました。

しかも製作途中で友達からミシン台を貰ったので、急遽ミシン台に乗せることに。
元々の予定では自宅に転がっていた単管を使って、1本足で仕上げる予定でした。

まぁ自宅の物なので、予定や計画は大して立てないんですけどね。
唯一決めていたとすれば、曲げコンパネが余っていたので屋根はRに曲げること。
ただそれだけです。

買った物は足りなくなった釘と丁番、そして屋根の平木。
屋根は杉の平木葺き(ひらきぶき)と言います。

平木の本来の役割は屋根の防水為の材料です。
今では既製品のルーフィングで防水をしますが、昔の人達は平木で防水をしてました。
だから古い家の天井裏から屋根の裏を見たら、この平木が見えます。
古い家を見る機会があれば是非の天井裏を覗いてみて下さい。
古い家でしたら、押入れの天井が開くパターンが多いです。

現代の家づくりでは既製品のルーフィングが使用されます。
タッカーで留めて行くだけなので施工性は良く、コスパやタイパは良いです。

昔は人達は1本1本釘を打って留めていました。
しかも、みんなで木の皮をはいで平木を作ることも珍しくはなかったみたいですよ。
近所のおじいちゃまが教えてくれました。

そういう話を聞くと、作業スピードは遅く施工性は悪くても性能以上の何か良いことを感じますね。

このポストは平木の下にルーフィングを貼っているので、防水on防水になってます。
別に性能的な意味合いはなく、ただ余っていたから貼っただけです。

自宅の前はゴールデンウィークなどの連休中は特に人の往来が多いのですが、平木の屋根が珍しいのか、結構話しかけられました。
若い人は平木が珍しいくて見に来ましたが、年配の方々は懐かしさから見に来ました。
色んな思い出があるのか、目を細めて「今でも売ってるんだね~」とか「昔は○○でね~」とか。
昔話や思い出話を聞かせてくれて、なんかこんなご近所の会話って良いなぁ~ってしみじみ思いました。

自宅の周りは年配の方が多いので、平日も休日もありません。
定職に就いてはいないので。
いつでも早朝から音を立てて作業していてもノー苦情です。
なんなら年配者の方が作業開始が早い。

近所のおじいちゃま達はアクティブな人達ばかり。
これだけ元気なら、しばらくボケそうにはありません。
自分も見習わなくては。

今回のポストも塗装はしません。
何故なら、面倒くさいから。
後は雨ざらし野ざらしで、シルバーグレーに経年変化してくれるのを楽しみに待ちます。

家の物なんて、このぐらいでいいんです。
下手だっていいんです。
「下手の横好き」って最高じゃないですか?
下手って分かってるのに、それでも楽しいんだから。

正直、自分のDIYは全然上手くないです。適当だし。
客観的に自己採点すると、「素人以上、プロ未満」ってところです。
それで自分は満足です。丁度いいです。

早くもっと沢山の廃材をストック出来て、誰でも使っていい工具を置けて、みんなが廃材を使って楽しめる場所を作りたい。
子供も連れて来れて、子供達にも作業をしてもらう。
電動工具は危ないので、ノコギリやハンマーで作業をしてもらう。
少し怪我をして、何が危ないのかを学んでもらう。
子供達は勝手に協力し合ったり、自分自身で何かを考えたり。
大人達は自分の子供だけではなく、他人の子供も一緒に見守る。
他人の子供でもしっかり注意して、注意された親は間違ったことでなければ感謝をする。

暮らし家の本来の目的は建築物を作る事ではありません。
その様な文化や暮らし方、自分達の在り方を育む場所を作ることや、それを実践していく活動です。
建築はあくまで、その一環です。(続けることにはお金が必要なので💦)

自分達が成し遂げなくても、他の人でも次の世代でも構いません。
別に自分達が何者かになりたいワケではないので。

これからもゆっくりではありますが、本来の目的に向かって少しずつ進んで行きたいと思います。

このポストを見かけたら写真でも撮って行って下さい。
粋な絵葉書なんかを入れちゃってもいいですよ。

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